加熱冷却装置による、温間絞り成形のご紹介

平素はお世話になっております。

10月初頭、弊社は「加熱冷却装置」を導入致しましたので、ご紹介致します。

オーステナイト系ステンレスで代表的なSUS304ステンレス。
耐食性が高く、加工性に優れていますがニッケルが含まれている為、値上がり傾向にある材料です。
現在ステンレス市場ではニッケルを含まず、耐食性に優れ、比較的安価なフェライト系ステンレスに注目が集まっています。
弊社でも一部にフェライト系ステンレスである『NSSC FW2』を使用していますが、まだまだ加工性能でSUS304にはかないません。

弊社では加熱冷却装置を使用した温間絞り成形加工装置を導入、加工性能を上げる事が可能になりました。
金型を最高100℃まで熱し、その熱を材料にも与え軟化させて限界絞り率を超えるというものです。
もちろん、フェライト系ステンレス専用技術ではなく、元はSUS304での加工性能を上げるというものでした。

地元で開発された技術、弊社でも成形加工の可能性を追い求めて行きます。

加熱冷却装置   温間絞り try